GA4 API 利用ガイド

1. 利用制限

GA4のGoogle Analytics Data API v1 には、1日あたり・1時間あたり・1分あたりのリクエスト数に制限がある。

1-1. プロパティ(GA4のアカウント)ごとの制限

項目制限値
1日のリクエスト数50,000リクエスト
1時間のリクエスト数10,000リクエスト
1分のリクエスト数1,800リクエスト

1-2. 1リクエストあたりの制限

項目制限値
1回のリクエストで取得できる行数最大 100,000 行
1回のリクエストで取得できるディメンション数最大 9個
1回のリクエストで取得できる指標数最大 10個

2. GA4のデータの違い

2-1. データの集計方法の違い

プラットフォームデータの集計方法
GA4 UI(標準レポート)Googleが事前に処理・集計したデータを表示
GA4 APIリクエストごとにデータをクエリして取得
Looker StudioGA4 APIを通じてデータを取得(キャッシュの影響あり)
  • GA4のUI(標準レポート) では、Googleが事前に集計したデータを使うため、APIやLooker Studioと異なることがある。
  • GA4 API はリクエストごとにデータを取得するため、集計方法の違いやサンプリングの影響を受ける可能性がある。
  • Looker Studio はGA4 APIを使用するが、キャッシュの影響を受けるため、UIやAPIと異なる数値になることがある。

2-2. サンプリングの影響

プラットフォームサンプリングの影響
GA4 UI(標準レポート)サンプリングなし
GA4 UI(探索レポート)データ量が多い場合はサンプリングあり
GA4 APIリクエストの内容によってサンプリングあり
Looker StudioAPIの影響を受けるため、サンプリングの影響あり
  • GA4の標準レポート(管理画面) では、基本的にサンプリングが発生しない。
  • GA4の探索レポート(自由形式など) では、データ量が多いとサンプリングが適用され、数値が異なることがある。
  • GA4 API を使って大量のデータを取得すると、サンプリングが発生する可能性がある。
  • Looker Studio もGA4 APIを使用しているため、大量データの取得時にサンプリングの影響を受ける。

2-3. データの更新タイミング

プラットフォームデータの更新タイミング
GA4 UI(標準レポート)24~48時間の遅延あり
GA4 APIほぼリアルタイム(過去データは安定している)
Looker StudioAPI経由で取得するが、キャッシュの影響を受ける
  • GA4の標準レポート はデータの更新が確定するまでに最大48時間かかるが、1ヶ月前のデータであればすでに確定しているため、大きなズレは発生しない。
  • GA4 APIリクエスト時点のデータを取得するが、過去データは基本的に変わらないため、1ヶ月前のデータなら比較的正確に取得できる。
  • Looker Studio はGA4 APIを使ってデータを取得するが、キャッシュの影響を受けるため、数値がズレる可能性がある。

2-4. 指標とディメンションの制約

プラットフォーム利用可能な指標・ディメンション
GA4 UIすべての標準指標・ディメンションが利用可能
GA4 API一部の指標・ディメンションの組み合わせに制限あり
Looker StudioGA4 APIの制約を受ける
  • GA4の管理画面では、すべての指標・ディメンションを使える
  • GA4 APIでは、特定の指標・ディメンションの組み合わせが制限されているため、APIを使って取得できないデータがある(例:ユーザー指標とイベント指標の同時取得など)。
  • Looker StudioもGA4 APIを経由するため、APIの制約を受ける

3. 注意事項

サンプリング
大規模データや複雑なクエリでサンプリングが発生する。実際の値と推定値になる可能性がある。サンプリング状況の確認が必要。

ディメンション・メトリクス制約
利用可能な項目は公式ドキュメントに記載されている。対応外の組み合わせはエラーや不正確な結果の原因になる。

セキュリティ・プライバシー
個人情報の取り扱いに注意。暗号化やアクセス制御など、Googleのガイドラインに従った対策を講じること。

仕様変更への対応
GoogleがAPI仕様を変更する可能性がある。最新ドキュメントの定期確認とシステムの柔軟な対応が必要。

エラー処理
クォータ超過やネットワークエラーが発生することがある。リトライやバックオフで対策。